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小学生の通信教育は6か月が分岐点。進研ゼミとZ会を「途中でやめたときの総額」で比べた

9/20 公開 ・ 約6分で読めます ・ 調べて書いた人: お得どき編集部

出所 3件・2026-09-20 確認 →

調べた結果

  • 進研ゼミのチャレンジタッチは専用タブレットが無料ですが、6か月未満でやめると8,300円(税込)を請求されます。学習スタイルを紙に変えた場合も同じです
  • Z会の小学生タブレットコースは端末を自分で用意するかわりに、端末を理由にした継続条件がありません。入会金もなく、1か月から受講できます
  • 小1・毎月払いで計算すると、3か月でやめるならZ会が6,440円安く、12か月続けるなら進研ゼミが7,440円安い。分岐点はちょうど6か月です
目次
  1. 月額だけ見ると、判断を間違える
  2. 進研ゼミの8,300円は、やめたときに出てくる
  3. Z会は端末を買う代わりに、縛りがない
  4. 3か月・6か月・12か月でやめた場合の総額
  5. 12か月一括にすると、どうなるか
  6. 資料請求で確認しておきたいこと
  7. まとめ
  8. 出所

この記事は、実際に受講した感想ではなく、進研ゼミとZ会が公開している受講費・受講環境のページを突き合わせて計算したものです。比べたのは「毎月いくらか」ではなく、途中でやめたときに結局いくら払うことになるかです。

向いている人

  • タブレット学習をとりあえず試してみたいが、続かなかったときが不安な人
  • 子どもに合うか分からないので、短期でやめる可能性を織り込んで選びたい人
  • 家にiPadがある家庭。端末があるかどうかで答えが変わります
  • 4月や新学年のタイミングを待たず、いま始めようとしている人

確認点・向かない人

  • 紙の教材で続けると決めている人。タブレット代の話が丸ごと関係なくなります
  • 中学生・高校生の講座を探している人。ここで扱うのは小学生の受講費です
  • 家にiPadがなく、買う予定もない人。Z会側に端末代が上乗せされるので、この計算は当てはまりません
  • 最安を求めている人。ここで比べているのは2社だけです

月額だけ見ると、判断を間違える

まず、小学1年生の受講費を並べます。どちらも2026年度・10月号入会時点の公表値です。

進研ゼミ小学講座(チャレンジタッチ)Z会小学生タブレットコース
毎月払い4,080円4,700円
まとめ払い12か月一括で月あたり3,300円6か月一括で月あたり4,465円
入会金なしなし
専用端末無料で貸与(条件あり)自分で用意(iPad等)

出所: 進研ゼミ小学講座 1年生の受講費・Z会 小学生タブレットコース1・2年生 受講会費(2026-09-20確認)

月額だけ見れば進研ゼミが安いです。毎月払い同士で月620円の差。まとめ払いは条件がそろわない(進研ゼミは12か月一括、Z会は6か月一括)ので単純には比べられませんが、それぞれの最安どうしだと月1,165円の差になります。

ところが、短期でやめる前提だと逆転します。 理由は端末です。

進研ゼミの8,300円は、やめたときに出てくる

進研ゼミの公式ページにはこう書かれています。

6か月以上継続受講いただいた場合、専用タブレットの代金はいただきません。ただし、受講6か月未満での退会または学習スタイル変更の場合、8,300円(税込)をご請求いたします。

出所: 進研ゼミ小学講座 1年生の受講費(2026-09-20確認)

見落としやすいのが「または学習スタイル変更」のほうです。やめなくても、タブレットから紙のチャレンジに切り替えた時点で、6か月未満なら8,300円がかかります。子どもに合わなくて紙に戻す、というのはよくある変更なので、ここは知っておいたほうがいいです。

退会の連絡にも締切があります。「毎月の締切日までにご連絡いただければ所定の月号からお届けを中止します(締切日を過ぎると、退会が1か月先になります)」。思い立った日にやめられるわけではありません。

Z会は端末を買う代わりに、縛りがない

Z会の小学生タブレットコースは、専用端末を貸与する方式ではありません。3〜6年生の受講環境ページでは、iPadOS 17.0以上、画面サイズ9〜10インチ推奨、パームリジェクション対応のデジタルペンシル推奨とされています。Z会専用タブレット(第2世代)も販売されていますが、手持ちのiPadがあればそれで受講できます。

出所: Z会 小学生タブレットコース3〜6年生の受講環境(2026-09-20確認)

そのぶん、端末を理由にした継続条件や違約金の記載がありません。 入会金も無料で、受講の中止は保護者向けサイト「my Z」から所定の締切日までに手続きすれば翌月からになります。

つまり構造がきれいに裏返しです。進研ゼミは端末代を「6か月続けること」で払い、Z会は端末代を最初に自分で払う。 家にiPadがあるなら、Z会はその負担がゼロから始まります。

3か月・6か月・12か月でやめた場合の総額

小1・毎月払い・iPadは家にあるものを使う前提で計算します。

やめた時期進研ゼミ(チャレンジタッチ)Z会(タブレットコース)差
3か月4,080×3+8,300=20,540円4,700×3=14,100円Z会が6,440円安い
5か月4,080×5+8,300=28,700円4,700×5=23,500円Z会が5,200円安い
6か月4,080×6=24,480円4,700×6=28,200円進研ゼミが3,720円安い
12か月4,080×12=48,960円4,700×12=56,400円進研ゼミが7,440円安い

計算に使った数字の出所は上の受講費ページ。まとめ払いの割引、キャンペーン、オプション教材、iPadを新たに買う費用は含めていません。

6か月を境に、答えがひっくり返ります。 5か月でやめると進研ゼミのほうが5,200円高く、6か月まで続ければ3,720円安い。差額の正体は、消えたり出てきたりする8,300円です。

だから選び方はシンプルになります。

12か月一括にすると、どうなるか

進研ゼミの12か月一括は月あたり3,300円です。1年で39,600円。毎月払いの48,960円より9,360円安くなります。

ただし一括払いは途中でやめても残りが自動で消えるわけではありません。退会時の返金の扱いは支払い方法と時期で変わるので、ここは各社の規約を確認する部分です。半年もつか分からない段階で12か月一括を選ぶのは、割引と引き換えに退路を狭める判断だという点だけ押さえておけば十分だと思います。

資料請求で確認しておきたいこと

どちらも学年ごとに受講費が変わります。この記事で使ったのは小1の数字なので、上の学年だと差の出方は変わります。

資料を取り寄せるとき、価格表以外に見ておきたいのはこの3つです。

  1. 自分の学年の受講費(毎月払い・まとめ払いの両方)
  2. 退会・変更の締切日(月のいつまでに言えば翌月扱いになるか)
  3. まとめ払いを途中でやめたときの返金の扱い

どちらも資料請求は無料で、請求したからといって受講が始まるわけではありません。8,300円がかかるかどうかは家庭の続けられる見込み次第なので、その判断材料を先に手元に置いておくのが安上がりです。

Z会 小学生タブレットコースの受講会費を見る

進研ゼミ小学講座の受講費を見る

まとめ

進研ゼミとZ会は、月額の差より端末の持ち方の差のほうが効きます。進研ゼミは端末が無料になる代わりに6か月の継続が条件で、破ると8,300円。Z会は端末が自前の代わりに縛りがありません。

小1・毎月払いで計算すると、3か月でやめるならZ会が6,440円安く、12か月続けるなら進研ゼミが7,440円安い。 分岐点はちょうど6か月です。半年続ける見込みがあるかどうかを、先に家庭で決めてから申し込むのがいちばん損をしません。

出所