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こどもNISAの申込受付は10月1日に始まった。先に要るのは子どもではなく親の証券口座

9/20 公開 ・ PR ・ 約9分で読めます ・ 調べて書いた人: お得どき編集部

出所 7件・2026-09-20 確認 →

調べた結果

  • こどもNISAが始まるのは2027年1月ですが、口座の申込受付は2026年10月1日に始まりました。三菱UFJ eスマート証券・楽天証券・松井証券が受付を案内しています
  • 見落とされがちなのが、こどもNISA口座を作るには親権者名義の証券口座が先に要るという点。親が口座を持っていなければ、そこから始まります
  • 年間60万円・非課税保有限度額600万円で、買えるのはつみたて投資枠の対象商品のみ。払い出しは原則制限され、中学入学年以降は子の教育費・生活費に限って認められます
目次
  1. こどもNISAは、何がどうなる制度か
  2. 10月1日に始まったのは「申込受付」であって、投資ではない
  3. つまずくのはここ。子の口座の前に、親の口座が要る
  4. 子ども名義にするか、親のNISAでやるか
  5. 10月のうちに済ませておくこと
  6. 松井証券は口座開設とクイズ正解で最大2,000ポイント(10月1日から)
  7. まとめ
  8. 出所

※本記事にはプロモーション(PR)を含みます。

この記事は、金融庁の制度概要と大和総研のレポート、証券各社の公表情報を突き合わせて書いています。特定の商品や証券会社を勧めるものではなく、10月に何が始まり、何を先に済ませておく必要があるのかを整理したものです。

向いている人

  • 0〜17歳の子どもがいて、教育資金を積立で用意したい人
  • 2027年1月の開始と同時に始めたい人。申込が集中すると手続きに時間がかかります
  • ジュニアNISAが終わって以降、子ども名義の投資を止めていた人
  • 親の証券口座をまだ持っていない人。この記事で一番やることが多いのがここです

確認点・向かない人

  • 18歳より前に使う可能性が高いお金を入れようとしている人。払い出しは原則制限されます
  • 元本割れを許容できない資金しかない人。買うのは投資信託で、預金ではありません
  • 親自身のNISA枠がまだ大きく余っている人。子ども名義にしなくても、親の枠で同じ商品を積み立てられます
  • すでに親権者名義の口座を持っていて、証券会社を変えるつもりがない人。10月は待つだけで済みます

こどもNISAは、何がどうなる制度か

2026年度の税制改正で決まった、18歳未満向けの非課税投資制度です。開始は2027年1月1日。

項目内容
対象0〜17歳
年間投資枠60万円
非課税保有限度額600万円
買えるものつみたて投資枠の対象商品(投資信託)のみ
買い方定時・定額の積立に限定
払い出し原則制限。中学入学年以降は子の教育費・生活費に限り可能
18歳になったら成年NISAのつみたて投資枠へ自動移行

出所: 大和総研「2027年1月開始 こどもNISAの概要」(2026-09-20確認)

年60万円は、月に直すと5万円です。毎月5万円を上限に、投資信託を積み立てる制度だと思うと近いです。個別株は買えませんし、一括で大きく入れることもできません。

払い出しの制限は2段階になっています。中学入学年より前は、災害などで家屋に被害が出た場合のみ。中学入学年以降は、子ども本人の教育費や生活費に使うための払い出しも認められます。高校入学や大学受験のタイミングで使える設計ということです。

10月1日に始まったのは「申込受付」であって、投資ではない

ここを混同すると動く時期を間違えます。

三菱UFJ eスマート証券が10月1日からの申込受付開始を公表しています(Impress Watch、2026-09-20確認)。楽天証券は、10〜12月に受け付けた分を2027年1月以降に開設すると案内しています(楽天証券、2026-10-02確認)。松井証券も、2026年10月1日から口座開設申込の予約受付を始めています。手続きの完了は2027年1月以降です(同社のプログラムページ、2026-10-02確認)。

10月にやるのは口座を作ることだけで、お金はまだ動きません。 逆に言えば、10月から12月のあいだに手続きを終えていないと、2027年1月のスタートに乗り遅れます。

つまずくのはここ。子の口座の前に、親の口座が要る

この記事で一番伝えたいのはこれです。

こどもNISA口座の開設には、親権者名義の証券口座が必要です。 三菱UFJ eスマート証券は「こどもNISA口座の開設には、親権者名義の同社証券口座が必要」と明記し、事前の開設を推奨しています。楽天証券も「手続きには親権者様の証券口座が必要です」として、未開設の場合は先に開設するよう案内しています。松井証券も、親権者が同社の総合口座を持っていない場合は先に開設が必要としています。

つまり、親が証券口座を持っていない家庭では、手順が2段階になります。

  1. 親権者名義の総合口座を開く(本人確認・審査があり、即日では終わりません)
  2. そのうえで、こどもNISA口座を申し込む

しかも同社は、「2027年1月からの利用開始を希望する場合、申込集中により手続きに時間を要する可能性がある」と自ら注意を促しています(Impress Watch、2026-09-20確認)。

親の口座がすでにあるなら、あとは申し込むだけです。ない場合は、10月の申込ラッシュに親の口座開設まで重ねることになるので、先に済ませておくほど楽になります。

なお、親の口座は「こどもNISA用」ではなく通常の総合口座です。親自身がその証券会社で取引する義務はありません。

子ども名義にするか、親のNISAでやるか

子ども名義でなければいけない制度ではありません。同じ投資信託を親のNISAで積み立てることもできます。ここは正直に比べたほうがいい部分です。

こどもNISA親の成年NISA(つみたて投資枠)
年間の枠60万円つみたて投資枠120万円(成長投資枠と合わせて360万円)
非課税保有限度額600万円1,800万円
名義子ども親
払い出し原則制限あり制限なし
18歳での扱い成年NISAのつみたて投資枠へ自動移行該当なし

出所: 上記の大和総研レポートおよび金融庁 NISAを知る(2026-09-20確認)

判断の軸は2つです。

親のNISA枠が余っているなら、急いで子ども名義にする理由は薄いです。 払い出しが自由で、同じ商品を同じように積み立てられます。教育資金として使うときも、手続きは何も要りません。

一方、こどもNISAが効くのは、親の枠を自分の資産形成で使い切る前提の家庭です。親の1,800万円は親の枠、子どもの600万円は子どもの枠なので、世帯として見れば非課税で持てる器が増えます。18歳になると、その資産は本人の成年NISAのつみたて投資枠へ自動で移ります。

デメリットもはっきりしています。子ども名義にした時点で、それは子どものお金です。 親の都合で引き出すことはできませんし、中学入学年より前は災害等の例外を除いて払い出せません。家計が苦しくなったときに取り崩せる資金を、ここに入れるべきではありません。

10月のうちに済ませておくこと

やることは多くありません。

  1. 親権者名義の証券口座があるか確認する。 なければ開く。これが一番時間のかかる工程です
  2. どの証券会社でこどもNISAを使うか決める。子の口座は親と同じ証券会社になるので、親の口座をどこに作るかがそのまま決まります
  3. 子どものマイナンバー確認書類と本人確認書類を用意する
  4. こどもNISA口座を申し込む(受付は10月1日に始まっています)

2番が地味に効きます。あとから証券会社を変えるのは面倒なので、親の口座を作る時点で「ここでこどもNISAをやる」と決めておくほうがいいです。

三菱UFJ eスマート証券は、こどもNISAの取扱商品を投資信託のみ・積立方式と公表しています。制度上つみたて投資枠の対象商品に限られるので、この点はどの証券会社を選んでも大きくは変わりません。違いが出るのは、取扱本数、積立の最低金額、ポイント還元、親自身が使うときの使い勝手です。

松井証券は口座開設とクイズ正解で最大2,000ポイント(10月1日から)

証券会社ごとの違いが出る点として、口座開設時のプログラムがあります。松井証券は10月1日に「NISA・こどもNISA応援プログラム」を始めました。条件は同社のページに次のように書かれています(2026-10-02確認)。

対象条件もらえる松井証券ポイント
18歳以上総合口座を新規開設し、クイズに正解1,000ポイント
18歳以上総合口座とNISA口座を新規開設し、クイズに正解さらに1,000ポイント
18歳未満未成年口座を新規開設し、クイズに正解1,000ポイント
18歳未満未成年口座とこどもNISA口座を新規開設し、クイズに正解さらに1,000ポイント

1人あたり最大2,000ポイントです。親権者がまだ同社に口座を持っていなければ、親と子のそれぞれが対象になり、合わせて最大4,000ポイントになります。

受け取る前に知っておきたい条件は次のとおりです。

ポイントの有無で証券会社を決める必要はありません。ただ、松井証券で親子の口座を作ると決めている家庭なら、クイズの回答を忘れないようにする、というだけの話です。

まとめ

こどもNISAの開始は2027年1月ですが、動くのは10月です。 そして最初にやることは、子どもの口座ではなく親の証券口座の確認です。親の口座がすでにあるなら申し込むだけ、なければそこから始まります。

急ぐ理由は制度の締切ではなく、申込が集中したときに手続きが詰まることです。証券会社自身がそう案内しています。1月から始めたいなら、10月中に親の口座まで片付けておくのが確実です。

楽天証券の口座開設ページを見る(PR)

三菱UFJ eスマート証券の案内は同社のこどもNISAページで確認できます。

出所